第２回　「こ」の字と「い」「り」「の」

初級茶道入門講座受講之巻　第2回

第２回　「こ」の字と「い」「り」「の」

前回やってしもた君、ティー太は、百貨店へとお道具を買いに行きました。
袱紗と、懐紙と袱紗をまとめて入れておける入れ物（袱紗ばさみ）
を買おうと思ってたけど、お茶用の扇子がいろいろあるので、物色。
扇子の絵柄が、きれいな花や柄のものもあるが、
お茶にまつわる柄が様々あっておもしろかった。
茶菓子、茶花、家元の名前、紋、利休七則、利休百首など。
値段も普通の扇子より安いので一つ購入。

さて、第２回のお稽古は、
「棗（なつめ）の拭き方」「茶杓（ちゃしゃく）の拭き方」
「茶巾（ちゃきん）の扱い方」「茶碗の拭き方」
「茶筅（ちゃせん）通し」「抹茶の入れ方」

棗と茶杓を拭くには、前回習った、袱紗がたためないとできません。
やはり若干名、四苦八苦している人がいました。
棗は拭く、というより清めるという感じ。どの道具に関してもそうですが。
棗を拭く時は、「こ」の字を書くように拭く。
茶杓は、先の曲がったところまで拭きたくなるが、そこまで袱紗をとおさない。
・・・やはり、茶杓はでっかい耳かきっぽく見えるなあ。

茶巾は30cmx15cmぐらいの大きさのさらしで、濡らして使う。
水に浸しておく時は、なぜか三角にたたんでいるのね。
それをええ感じにたたんで茶碗拭くのに使うんだわ。
そのたたんだ茶巾を茶碗の中に入れ、ふくらんだところを持って、
ぺろっと茶碗のふちにかけ、3回半回し拭く。
茶巾をまた中に入れて、ちょいたたんで、
「い」「り」の字を書くように、茶碗の底を拭く。
ここまでやると、茶巾は始めと同じようにたたまれているから、
あら不思議。
袱紗にしても、茶巾にしても、
布をたたむ作業は、なんだか手品のよう。
基本的にたたむ時は、向こう側におくってたたむね。

拭いた茶碗を使って、次は「茶筅通し」。
茶筅をお湯で浄める所作です。
これまた不思議と言うかよくできているというか、
茶筅を置いて、あげて、置いて、あげてをくりかえしてるうちに、
茶筅が1周するのねー。
よくできてるわー、茶道。
1周したら、しゃぶしゃぶっと洗って、
「の」の字を書くようにまわして、茶筅を引き上げる。

次は、抹茶を入れる時の茶杓と棗の扱い。
茶杓の持ち方が、抹茶を入れる時とそれ以外でちょっとちがうだけで、
それほどたいしたことはないのだが、
ぱっとわからない人が何人かいた。
抹茶入れるときは、鉛筆の持ち方、
それ以外は、薬指と小指で茶杓を持って、
残り３本の指で棗のふたを取ったりする。
まー、確かに普段しない動きやね。人によってはちょっと戸惑うかも。

今回はやってしもたー、は無かったかな。
あ、でも茶筅通しの時に茶筅を茶碗に落としそうになった。
茶筅が小さくて、茶碗が大きめやってん。

さーて、次回は菓子が食えるぞー。おー。

2001年06月25日 03時24分19秒

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